ママ特派員の藤木香織さん(大阪府堺市)が紹介するお餅を使ったジュニア向けレシピです。
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 以前、子どものサッカーの試合を見に行った時、寒さで倒れる子どもが何人も出てしまったことがありました。冬場は身体を温めることはとても大切。力になる食事や、温かい食事をうまく摂って、元気に試合に臨んでもらいたいと思います。

 今回は、そんな寒い冬の試合前や後に食べて欲しいお餅のレシピを2つ紹介します。運動前には「からみ餅」、運動後は「豚肉巻き餅巾着の白菜柚子スープ」。お正月を過ぎると余ってしまうお餅をうまく活用して、ジュニアアスリート向けにアレンジしました。

ジュニアアスリート向けにアレンジしたお餅レシピ

 お餅にはアスリートにとって必要な栄養がたっぷり含まれています。脂質が少なくて消化が良く、エネルギーになる糖質が多いので、試合前に食べたいものの1つ。100グラム当たりの炭水化物量をご飯と比較すると、お餅が50.3グラム、ご飯が37.1グラムとお餅のほうが多いので、少ない量でもエネルギーを摂ることができます。

 どちらもお雑煮とはひと味違った感覚でさっぱりと食べられます。スープの方は、保温効果のあるスープジャーに入れて、子供の部活に持たせています。温かい補食になり、身体も温まります。

スープジャーに入れて部活中の補食にどうぞ

<運動前におすすめの「からみ餅」>

 大根おろしに含まれる消化酵素「アミラーゼ」には、炭水化物を分解する働きがあり、お餅の消化を促進してくれます。試合前の食欲がない時でも、酸味のあるあっさりとした味でいくつか食べることができます。

運動前におすすめの「からみ餅」

調理時間:10分
材料(1人分)
焼いた餅(ゆでても可)…1~2個
大根おろし、かつお節、ネギ、ゴマ…適量
作り方
①軽く水気を切った大根おろしと醤油(ポン酢でも可)を混ぜたものを餅の上にかける。
②かつお節、ネギ、ゴマをかける。
※お好みで七味やしらす、青ノリなどをかけても美味しいです。

<運動後におすすめの「豚肉巻き餅巾着の白菜柚子スープ」>

 柚子には、乳酸を分解し、疲労回復を促すクエン酸やリンゴ酸、免疫力を高めて風邪予防にもなるビタミンCが多く含まれています。ビタミンCの含有量は、柑橘類のなかでもトップクラスで、血液の循環を促進して、血流改善にもなります。また、豚肉や薄揚げのビタミンB群を含むタンパク質を入れることで、運動後の疲労回復が早くなります。

運動後には「豚肉巻き餅巾着の白菜柚子スープ」

調理時間:15分
材料(2人分)
餅(薄揚げに入るくらいの大きさ)…2個
薄揚げ(熱湯をかけて油抜きしておく)…1枚
白菜…2枚
豚もも薄切り肉…2枚
柚子…半分(絞り汁大さじ1と皮の千切り小さじ1くらいを取る)
出汁…2.5カップ(500ml)
酒…大さじ2
醤油…小さじ2
塩…少々
作り方
①薄揚げを半分に切って、豚肉を巻いたお餅を中に入れつまようじなどでとめる。
②白菜は、縦半分に切って、太めの千切りにする。
③出汁に酒、醤油、塩を入れ、白菜と①を入れて柔らかくなるまで煮込む。
※出汁がなくなってしまうので蓋をして弱火で5~6分程度。
⑤仕上げに柚子の汁を入れ、お皿に盛り柚子皮をのせる。

藤木香織(大阪府堺市)

スポーツ栄養コンディショニングアドバイザー、調理師。
アスリートやスポーツをする子供の栄養相談、クラブや学校のセミナー、講義など活動。
サッカー部に所属していた高校3年生男子のママ。