築地場外に新たな名物が誕生した。築地の発祥に関わる「波除神社」の御神酒(おみき)を製造する酒蔵の酒粕(さけかす)を使ったノンアルコール飲料が11日にデビューする。そして、豪快に「あるもの」でぐるんと巻いて、築地場外の名店の「おいしい何か」をトッピングした「RBO」も同時に発売される。ん、RBOって何だ?

RBO-むりやり読めば「ロボ」なのか?

違います。

「ローストビーフおにぎり」のアルファベット略称なのだ。1月11日、築地場外・東通りの晴海通り側の路地(長生庵のある洞窟状の場所)で「TSUKIJI DELI(築地デリ)路地裏店」がグランドオープンする。RBOは、築地場外の総力を結集した主力商品と言えそうなのだ。

連日賑わう築地場外の新たな顔になるか? 酒粕ミルク「ましろ」とローストビーフおにぎり

出店するのは、今年で創業90年を迎える「近江屋牛肉店」。寺出昌弘社長(54)に新店オープンの理由を聞くと壮大なスケールの構想が飛び出した。

寺出社長 正直、ウチはどうでもいい。築地場外を盛り上げるため、いろいろな店の商品をくっつけて、築地の奥深さをアピールしていきたい。地球上、全世界の人々にオール築地を味わってもらいたい。

昨年、東京中央卸売市場が築地から豊洲に移転した。5日、築地は市場のない初売りを初めて経験した。さすがに今までの空気とは違う。ただ、指をくわえているだけではダメだ。今年こそ、世界指折りの商店街として築地場外の魅力を発信しなければならない。その方法論の1つが「TSUKIJI DELI」の誕生した真意ともいえる。

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