<東印度咖喱商会築地場外店(上)>

 夏です。暑いです。体が疲れています。こんな時は、カレーで食欲増進です。ということで「東印度咖喱商会築地場外店」へ行ってきました。

この階段を上った先に、東印度咖喱商会が

 もともと築地市場で青果小売りに携わっていた我妻明社長(52)が、2010年にオリジナルカレーを友人たちと共同開発。11年6月、品川区の不動前に総本店を出店した翌12年1月、築地にも店を出し、移転を経て今の場所に落ち着きました。

 「夏は暑いから、食欲や消化機能が落ちますよね。カレーは食欲増進、消化吸収を助けてくれます。そんなカレールーを好きなようにかけて、お腹いっぱい食べてもらいたい」。我妻社長はそんな思いで、ルーのおかわり自由(無料)としています。ご飯の減り具合を気にせず、たっぷりルーをかけて食べられます。

東印度咖喱商会のまぐろカツカレー

 このルーには、和洋折衷25種類以上のスパイスが入っているとか。鶏ガラと豚バラベースの出汁に、ターメリック、コリアンダー、クミンという代表的な香辛料。シナモンで甘みを加えたり、漢方薬にも使われるクローブを入れたり、味と効能のバランスを考えて、作られています。

 ルーは、総本店地下にあるカレー工房で作られます。大きな鍋で煮込んだものを一晩寝かし、翌日スパイスを加えてさらに煮込んで寝かし、3日目にやっと完成。「ウナギのタレと同じで創業以来、継ぎ足し、継ぎ足しで作っている」と我妻社長が言うように、まさしく秘伝の味なのです。

 実際、食べると非常に濃厚な味わいでクセになります。普段汗をかかない私も、食べながら顔や体が火照り、パワーアップとともに脂肪が燃焼した気分になりました。

鍋をかき回す我妻明社長

 管理栄養士の今井久美さんによると「カレーに使われる多くのスパイスには、味や香りづけの役割以外に、食欲増進、消化促進、抗炎症、抗菌・殺菌・防腐、免疫力アップ、脂肪の燃焼、沈静などさまざまな効果がある」とのこと。また、「脂肪を燃焼し、エネルギーに変える助けをするため、持久力の必要なスポーツにむいています」と今井さんは話します。

使われている香辛料

 さらに「カレーのスパイスは、スリランカやインドのアーユルベーダ(伝統医学)でも使用されており、香り(アロマ)によって、リラクゼーション、疲れや痛みの軽減、ストレス回復、眠りを促す作用があります。試合前の強いストレス緩和や、試合後の疲労回復のためにも、夏にはカレースパイスを使った料理を取り入れてみましょう」(今井さん)と、暑い季節にぴったりの“アスリートフード”です。

 インド人には認知症が少ないという報告がありますが、その要因として、カレーに使われるスパイスの効果ではないかと考えられています。カレーは良いことずくめです。

東印度咖喱商会 築地場外店
 

住所:東京都中央区築地4-10-7夕月ビル2階
電話:03-3545-5108
営業時間:平日10:00~15:00、土日祝:8:00~15:00
定休日:不定休