寝ている時は横になっているので、エネルギーをそんなに使わない。

そう思っている人はいませんか?

「エネルギーを使う」のは、走っている、サッカーをするなど、体を動かす運動をしていることを思い浮かべる選手が多いようです。

実際は、私たちは呼吸するだけでも、生きているだけでもエネルギーを使っています。

寝ている時も、体はリカバリーや成長を促しています。寝ている間に多く分泌される成長ホルモンは、食事からの糖質やタンパク質などの栄養素をもとに合成が盛んになります。代謝も盛んになるため、エネルギーをしっかりと使っています。

寝ている間の代謝により、糖質やタンパク質は不足した状態となり、起きたときの体はエネルギー欠乏状態になっています。その欠乏したエネルギーを補うためにも朝食が大切です。特にスポーツをしているアスリートなら1食1食が勝負となるので、バランスのとれた朝食は必須です。

朝食をとってエネルギー補給をすることで、1日を乗り切るためのウオーミングアップになります。食べ物を食べることで胃や腸などの消化器官も活発となり、排便もスムーズになります。

朝食を食べないと、エネルギー不足になり、体調を整えることができず、練習を行う準備ができていない状態が続くこととなります。成長するため、1日を元気にすごすためには、朝から体に必要なものを満タンにしておきましょう。

今回は暑い夏にぴったりの「簡単冷製コーンポタージュ」をお伝えします。

夏はトウモロコシがおいしい季節です。その実を削いでレンジで加熱。牛乳を加えてブレンダーで撹拌すれば出来上がりです。

暑くて食欲がないときも、この1杯で胃腸が動きます。ぜひお試しください。

管理栄養士・舘川美貴子