試合前の食事では、エネルギー源である「糖質」を3日前から多めに取りましょうとすすめられています。では実際、どのような食品に多く糖質は入っているのでしょうか。糖質を多く含む食品を確認してみましょう。

糖質を多く含む主な食品

上記にある通り、ご飯やパン、麺類は糖質の含有量が多く、一度にたくさん摂ることができます。イモ類では、調理法によって少し糖質の量に違いが出ます。

果物も種類によりますが、バナナに多く含まれています。バナナは持ち運びができますし、場所を選ばず手軽に食べられますね。キウイフルーツは緑肉種、黄肉種で糖質量が違っています。100%果汁ジュースも市販品の1パック(200ml)で20g程度とることができます。温度管理も特に必要なく、持ち運びもできるため、チーム全体の補食として、遠征や試合時などにもぴったりですね。

意外なところでは、あんパンやどら焼きといった和菓子やカステラにも糖質が多いことです。補食として、ご飯が進まないときや食事でもう少し糖質を摂りたいときのプラスαとして便利です。

「試合前の勝負めし」を準備して

糖質を多く含む食品を理解し、「試合前の勝負めし」や「補食の必勝パターン」をいくつか準備しておくと良いでしょう。例えば、試合の前日は「うどん半玉とオレンジジュースを追加」、補食には「サラダチキンをカステラ1切れに変更」、朝食には「キウイフルーツとオレンジジュース」をプラスし、「食パンにイチゴジャムとはちみつをぬる」といった具合に。このように、ちょっとしたことで糖質を増やせるので、色々な組み合わせを決めて無理なく増やしてください。

今回は、糖質のプラスαにもなる「青海苔ポテト」を紹介します。補食にしても、食事の1品としても付け合わせにも、お弁当おかずにもおすすめです。ゆででまぶすだけなので、簡単においしく作れます。

管理栄養士・舘川美貴子