冬の全国大会につながる地方大会が始まりました。コロナ禍の今年は、春や夏に開催予定だった大きな大会が中止となり、選手たちにとって厳しくつらい状況でしたが、冬の全国大会は何とか開催できる見通しが立っているようです。調整が難しい時期もありましたが、選手たちには、自分たちのやってきたことを存分に表現してほしいと思います。

さて、やはり選手たちは久々の公式戦、しかもトーナメント方式ですと、いつも以上に緊張するようです。試合の前は、それだけでも緊張します。エネルギー源となる糖質を中心に摂っていきながら、なるべくいつもと変わらない食べ慣れたものや、消化の良い食べ物を選んでいきましょう。

試合前の食事のポイントは次の通りです。

<試合前の食事のポイント>
進んで食べたいもの
・ご飯や、パン、麺、果物など糖質を多く含むもの

避けた方がよいもの
・揚げ物など脂質を多く使用する料理、食材
・キノコ、海藻など食物繊維を多く含むもの
・刺身、生卵など加熱調理がされていないもの

このようなポイントを参考に、試合前のメニューを考えてみましょう。エネルギー量を変えずに糖質の割合を増やすため、いつもより肉や魚などの主菜を少し減らして果物を多めす、うどんやにゅうめん、イモ類などを加えても良いですね。

また選手は、食事について家族、特に食事を作ってくれる方としっかりと情報共有をしましょう。他の家族と別の食事を作ってもらうのは難しいので、どこを変化させるのか、どんな糖質を増やすのか、自分の考えを伝えましょう。

今回は豚肉、野菜を煮込み、試合前におすすめのメニュー「けんちん風うどん」を紹介します。おなかにやさしく、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を含む豚肉もプラスしています。キノコやゴボウなど食物繊維を多く含んでいる食材は避けています。なるべくいつも通り、緊張を楽しみに変えて試合に臨みましょう。

管理栄養士・舘川美貴子