夏は気温が高く、汗をかくため、水分不足や脱水に注意しなければなりません。しかし、水や飲み物ばかりに目が行き過ぎると、本来食べなければいけないものを食べられず、必要な栄養素が取れなくなってしまいます。

甘いジュースのがぶ飲みは避ける

特に、糖分の多い甘いジュースをたくさん飲んでしまうと、体の中では胃液が薄まったり、急激に血糖値が上昇し、高い状態が長く続いたりします。そうなると、食欲が低下したり、食事量の確保が難しくなったりし、夏バテが一層ひどくなってしまいます。

水分摂取は、飲み物だけでなく、食事からも摂取できます。ご飯にも含まれていますし、野菜はほとんど水分です。みそ汁や牛乳からも知らないうちにとっています。このように、野菜、汁物、果物、乳製品などを食事でしっかりとっていると、水分も取れますし、汗に含まれているナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなども摂取できます。

水分補給で忘れてはいけないのは「普段の食事もしっかりバランスよく食べること」。さらに、飲み物からも不足の水分を補っていくことです。食事量が減れば、摂取する水分量も減ってしまいますので、気を付けましょう。

野菜を細かく切り、めんつゆに漬けるだけの「ご飯がすすむ夏野菜のだし」
野菜を細かく切り、めんつゆに漬けるだけの「ご飯がすすむ夏野菜のだし」

今回は、夏野菜のキュウリ、ナス、シソを用いた「ご飯がすすむ夏野菜のだし」を紹介します。野菜を細かく切り、めんつゆに漬けるだけ。ご飯にのせれば、食も進みます。冷奴や納豆にもよく合うので、様々な料理のトッピングとしてお使い下さい。

管理栄養士・舘川美貴子