年末年始のスケジュールを徐々に立てていく時期となりました。長期のオフで運動量が落ちると、「筋肉が脂肪になってしまった」と言う選手がいます。しかし、体の中で筋肉が脂肪に変化することはありません。

筋肉はトレーニングの刺激によって合成・分解されて、筋繊維が太くなったり、細くなったりします。一方の脂肪細胞は、摂取エネルギーが消費エネルギーより多い場合、余分なエネルギー源や栄養素を脂肪細胞へと取り込むのです。

筋肉の細胞と、脂肪細胞は別な組織です。「筋肉が落ちて脂肪がついた」という表現はあっていますが、筋肉が脂肪に変化する訳ではありません。

今回は、補食におすすめの「サツマイモようかん」を紹介します。脂質少なめで糖質補給ができます。量を調節できるので、体重管理にも活用できます。

毎年、長期休暇は体重が落ちやすい、増えやすいなど自分の体調・体重の変化を振り返って対策をとることが大切です。そのためには日々、体調や体重の記録をとり、どのような環境の時に変化しやすいか、食事や運動量の変化と組み合わせて傾向があるかを客観的に見るようにしましょう。長期オフで運動量や食事量が変化するときは、体組成もチェックしながら食環境を整えていくことが大切です。

管理栄養士・田澤梓