食事量を増やすため、ご飯をたくさん食べられるおかずを用意すると、味付けが濃くなってしまうことがあります。一生のうちで摂取できる塩の量は上限があり、少しでも毎日摂る食塩の量を少なくすると、血圧の上昇を抑え、選手生活を引退した後の体のためにもなります。

 味付けはあえるより、つける、かけるのがおすすめ。口の中で、味覚を感じるのは舌、触感を感じるのは上あごが中心なので、しょうゆなどは舌に乗る側につけるといいでしょう。

人の振り見て我が振り直せ

 また、調味料のかけ方は、経験で学んだことが習慣となっていきます。例えば、冷奴の上にしょうゆをかけるときは回してかけますか? 数滴かける程度でしょうか。一緒に食事をする方、飲食店でほかの方のつけ方やかけ方を見ると、自分の味付けを見直すきっかけとなります。つけすぎない、かけすぎないを意識することです。

 今回は「グリーンピースご飯のおいなりさん」を紹介します。味付けご飯のおいなりさんなので、おかずの味を濃くせず食べることができます。

管理栄養士・田澤梓