サッカーやラグビーなどでは、フォーメーション(陣形)が試合の成り行きを左右します。選手の気力、体力、技能は不可欠ですが、選手の役割分担、つまりフォーメーションで失敗すると、ゲームはガタガタになってしまいます。

 人間の健康を支える食事の場合、日本には昔から「献立」という形式、つまりフォーメーションがあります。日本が世界でトップクラスの長寿国であり続ける理由の1つは、この献立にあると言われています。欧米をはじめ、多くの国々には「献立」という考え方がないからです。

 献立の基本は「一汁三菜」です。ご飯に、汁、それにおかず3品という意味です。一汁三菜にご飯が入っていないのは、日本人にとっては、言うまでもないことだからでしょう。三菜の内容は、肉か魚のおかず1品と、卵や豆腐、そして野菜を使ったおかずを2品というところ。さらにスポーツ少年・少女には乳製品・果物をプラスします。

 献立のフォーメーションを日常的に繰り返していれば、子どもはいつの間にか、そのカタチを絵として覚えます。それが頭に入っていれば、外食するときも、合宿するときも、ときに海外遠征をするときでも、著しい「陣形崩れ」は防げます。

 とはいえ、現実には「一汁一菜」や「一汁二菜」ということもあるでしょう。このケースは、選手不足でフォーメーションが整えられない状態。こんなときは、控え選手を使ってピンチを脱しなければなりません。

 ピンチに陥ったスポーツ少年・少女を救うのは冷蔵庫にある常備菜、牛乳と果物です。すぐにこんな対策がとれるのもコーチ、監督役の保護者が指揮を担っているからこそです。

煮干しだし卵の味噌汁

 今回は、一汁三菜の基本の汁物「煮干しだし卵の味噌汁」を紹介します。煮干しだしはそのまま具として食べられます。卵とサツマイモの甘味で、煮干しだしを食べやすく工夫しました。お試しください。