「持ってる男」が飛躍を誓った。巨人戸郷翔征投手が5日、宮崎・延岡市内の母校・聖心ウルスラ学園で自主トレを行った。
リモートで新年最初の取材に応じ、年始に訪れた同市内の今山大師で引いたおみくじは大吉だったと明かした。「今季に対する運を使っちゃったのか、果たしてどうかわからないけど、年の始めに引けてうれしかった」と喜んだ。
もっと上へ。昨年はチーム内でエース菅野に次ぐ9勝を挙げ大ブレークした。ただ、2桁勝利、新人王にはあと1歩、届かなかった。昨年の運勢は中吉。大吉の新年に向け、テーマとする漢字は約20秒考え込んで「飛」を挙げた。「もう1段階飛べればなと」。秘策は体重増加だ。馬力を付けるため、食事回数を増やして昨年の74キロから78キロへ4キロ増量した。目標に掲げる2桁勝利、そして15勝へ。運を味方に、翔征の名の通り“飛翔”の年にする。
(2021年1月5日、ニッカンスポーツ・コム掲載)