ソフトバンク森唯斗投手(28)が、来年2月のキャンプインまで「10キロ減」のダイエット作戦を敢行する。

15日に福岡市内の球団事務所で契約更改。来季が4年契約の2年目で、現状維持の年俸4億6000万円プラス出来高でサインした。鷹の守護神は、シーズン中に体重が自己最高100キロに到達したことを明かし、来季に向けてシェイプアップを宣言した。

今季100セーブ、100ホールドを達成したソフトバンク森は笑顔でポーズを決める(撮影・梅根麻紀)
今季100セーブ、100ホールドを達成したソフトバンク森は笑顔でポーズを決める(撮影・梅根麻紀)

ルーキーイヤーから7年連続で50試合以上に登板。鉄腕の武器でもある、シーズン中でも痩せない体質がジワジワと森を襲っていた。「(体重は)年々、増えていってますね。そこが強みでもあるんですが…」。今季開幕前のプロフィルでは94キロだったが、シーズン中に6キロ増。「いきすぎましたね、ハッキリ言いますと。例年より体が重いな、というのは感じました」と振り返る。

2月までの目標は体重90キロだ。これまでは「甘いもの、好きですよ。肉も好きだし、米も好き」と、好きなものをがっつり食べていた。今後は栄養バランスを考え食生活を改善する。「もっとキレが出てくるんじゃないかな。トレーニングはもちろんですが、食生活をしっかり考えないと。まあ、見とってください」とノルマ達成に自信を見せた。

契約更改を終えた森唯斗は笑顔で報道陣の質問に応える(撮影・梅根麻紀)
契約更改を終えた森唯斗は笑顔で報道陣の質問に応える(撮影・梅根麻紀)

12月中には初めて、3日間の断食も経験した。「子どもが食べているのを見て、『うまそうやな』と…」と苦しみながらも「すごく体がすっきりした。消化が良くなった」と効果を実感。目標とする球団最多73試合登板へ、キレキレボディーを手に入れる。【山本大地】

(2020年12月12日、ニッカンスポーツ・コム掲載)