女子サッカー選手権大会で全国制覇の実績がある湘南学院は、「おむすび」の補食で体づくりを強化しています。栄養指導をしているのは、かつて横浜高野球部の寮母を務めた渡辺元美さん(49)。カラフルでおいしい補食が名門復活のカギを握ります!

「映(ば)える」おむすびを手に、笑顔の選手たち

見た目よく栄養価も高い

「見た目がきれいで栄養価も高い。生徒たちが毎日おいしく食べ続けられることが一番です!」。

湘南学院女子サッカー部の木村みき監督(40)は「おむすび」の力に魅了されている。平日練習前の午後4時。鮮やかなイエローのおむすびをほお張る選手たちから「今日もおいしいです!」「いい匂いで食欲が湧くよね」と声が上がった。

カレーピラフおむすび

カレーピラフをコンソメ、ガーリックバターソースなどで味付けし、ウインナー、タマネギ、ニンジンが入ってカラフル。丁寧に薄皮をはがした枝豆のグリーンがキレイに輝いている。「『映(ば)える』ってやつですよね。女の子なので、見た目もけっこう大事なんです」と木村監督は笑った。「さあ! 行こう!」。食べ終わった選手から元気に、フィールドに飛び出していった。

木村監督。日体大時代は3学年下の元日本代表丸山桂里奈さんともプレーした

1987年(昭62)に創部した神奈川で最も歴史の長い女子サッカー部だ。99年(平11)、前身の湘南女子時代に全日本高校女子サッカー選手権で優勝。00年の男女共学化で現校名に変更され、同年と翌01年に2年連続準優勝を果たした。OGの木村監督は高校時代にサイドバックとして全国大会に出場したのち、日体大でインカレ優勝3回。卒業後、体育教諭として母校監督に就任。インターハイ3回、選手権8回の出場を果たしている。

県大会初戦を前に、実戦を想定した「フォーゴールゲーム」で汗を流した

木村監督が食トレを始めたきっかけをこう話す。「きっかけは昨秋の関東大会敗戦でした。寮のある他校の選手との体の大きさや強さの違いを感じていた中で、エネルギー不足を痛感しました。ウチは全員が県内の選手で、自宅から通えるという点が良さなのですが、どうしても帰宅時間が遅くなる。野球部のつながりで『補食おむすび』を知り、始めました。食への意識が大きく変わり、練習への積極性もアップしたんです」。

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