私はもともと生理不順で、生理が月に2、3回くることもあった。幸い生理痛はほとんどなく、ただ人よりも生理が多いだけだと思っていた。

いつも生理が終わった後は気持ちがスッキリしているせいか、試合ではいいパフォーマンスができ結果も良かった。

2008年の北京オリンピックでも幸運な事に生理後に試合が来るという日程で、順調に決勝まで進んだ。

来るはずのない生理がやってきた

そんな中で迎えた決勝当日の朝。

なんと来るはずのない生理が今までに経験したことのない痛みとともにやってきた。立てないほどの痛みの中、這いつくばってドクターの元へ行くと、「きっと緊張やストレスからホルモンバランスが崩れてしまったのだろう」と言われ、痛み止めとおなかを温めるマットを借りて、決勝へ出発するまでの間、部屋で寝ることにした。

決勝では痛み止めの効果で痛みこそ無かったものの、違和感と「また痛みが振り返したらどうしよう」という不安を抱えたまま試合に臨むことになってしまった。

ロンドン五輪準決勝での中川真依さん

初めてのオリンピックで決勝に進出できたことは大きな収穫ではあったが、大舞台では緊張だけでなく思わぬ事態と戦わなければならないという、自分がコントロールできない部分の難しさを思いしらされた。

次のページ同じ過ちは繰り返すまいと臨んだロンドン五輪