<高校野球滋賀大会:瀬田工5-1国際情報>◇19日◇1回戦◇皇子山球場

今秋ドラフト候補で瀬田工(滋賀)の最速147キロ右腕・小辻鷹仁(たかと)投手(3年)が、国際情報との初戦で9回2安打1失点、13奪三振の快投を見せた。

9回を2安打13奪三振だった今秋ドラフト候補の瀬田工・小辻

機械科に所属し「第二種電気工事士」の国家資格を持つ右腕は、スリークオーターから直球を走らせ2回までに5奪三振。4回に四球で出した走者を捕逸で生還させたが、その後は「体の開きを意識した」と修正。8回に足がつるなど中盤から疲れが出て計8四球と制球には苦心した。それでも「9回は全部三振を取ろうと思った」。最後の打者こそ右飛となったが、狙って2者連続三振で実力の一端を発揮した。

3年間でぐいぐい成長している。毎週金土日の校内合宿で体作りに励んだ。食事は毎食3合で、夜は小椋和也監督(38)お手製の焼き肉定食をほお張る。睡眠は1日10時間以上。体は1年時の173センチ、65キロから181センチ、82キロまで成長。最速は入学当初の122キロから25キロアップと効果てきめん。プロ注目選手に名を連ねるまでに成長した。

今秋ドラフト候補の瀬田工・小辻

この試合は4球団が視察に訪れ、阪神筒井スカウトは「肘の使い方が良い。体が出来てくれば目に見えて伸びると思う」と将来性を評価した。小辻自身もプロ志望。この夏、目標の舞台につながる道を完成させる。【望月千草】

◆小辻鷹仁(こつじ・たかと)2003年(平15)2月10日、滋賀県栗東市出身。小2から葉山ウインズで野球を始め、葉山東スピリッツにも在籍して当時は野手。中学は大津北リトルシニアで投手。瀬田工では1年夏からベンチ入りし、2年春からエース。181センチ、82キロ。右投げ右打ち。

(2020年7月19日、ニッカンスポーツ・コム掲載)