将棋の最年少タイトル挑戦者、藤井聡太七段(17)が10日、関西将棋会館で王座戦2次予選決勝で大橋貴洸六段(27)と対戦した。同期のライバル対決は、正午前に昼食休憩に入った。ここまでの藤井の消費時間は1時間41分、大橋は17分。ブランク明けの2日の対局から藤井の勝負メシは3連続して「豚肉料理」を選び、「トントントン」と3連勝。この日は「トン」ではなく「トリ」をチョイスした。

藤井聡太七段の勝負メシ「親子丼の冷たいうどんセット」(撮影・松浦隆司)
藤井聡太七段の勝負メシ「親子丼の冷たいうどんセット」(撮影・松浦隆司)

この日、藤井は勝負メシにそば・うどん店「やまが」の親子丼の冷たいうどんセット(830円)を注文。とろとろのたまごにジューシーな鶏肉(もも肉)が絶妙の一品。麺好きで知られる藤井はうどんも付け、栄養補給。午後の対局に備えた。

大橋は同店の「肉なんばうどん」(700円)を注文した。

藤井は約2カ月のブランク明けの2日の棋聖戦挑戦者決定トーナメント準決勝では勝負メシに「豚と厚揚げ卵とじ弁当」、4日は「豚の甘辛スタミナ焼き弁当」(ともに「鳩やぐら」)を注文し、トントンと連勝し、史上最年少でのタイトル挑戦権を獲得した。さらに8日の第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第1局では、「ほそ島や」の「カツカレー」で、初挑戦のタイトル初戦を白星発進した。

(2020年6月10日、ニッカンスポーツ・コム掲載)