競泳瀬戸大也、フィギュアスケート羽生結弦らトップアスリートの栄養面を支える「味の素ビクトリープロジェクト(VP)」が提供する食事は、なぜ好評なのか。

サポートする選手たちの信頼を集める栗原秀文シニアディレクター(SD=44)は「満足感が得られる食事法として、味覚の上でも、とても重要な役割があるんですよ」と説明を始めた。

競泳の瀬戸大也(左)とフィギュアスケートの羽生結弦(右)

昆布だし等の「うま味」の成分がグルタミン酸。これが豊富な料理がおすすめだ。「グルタミン酸を摂取すると『より満足感を得られる』という科学的根拠もあります。食欲のスイッチにもなります」。かつてサポートしていた冬季競技のチームにも触れ「グルタミン酸を生かした食事を提供したサポートを行ったところ『清涼飲料水やスナック菓子を食べたいと思わなくなった』と言うようになったんです」と改善に貢献した事例も紹介した。

BCAAを中心としたアミノ酸サプリメントの摂取は、運動量が落ちる現在も効果的。「選手は今、トレーニング量を確保しづらくなっています。体への刺激が少なくなって筋量が落ちがち。その減少を止めて維持するためにアミノ酸は非常に重要です。今なら補食の代わりに摂取することによって、筋の分解を防ぐことができます。アミノ酸は1000ミリグラムで、たった4キロカロリー。サプリメントで摂取しても大きなエネルギーではないので太ることはありません。効率のいい栄養素です」と自信を持つ。

瀬戸大也(2019年11月23日)

肥満対策については「脂肪の燃焼成分とアミノ酸を同時に摂取することがおすすめ。『カプシエイト』というダイエット用の燃焼成分が入っていて、ポカポカする作用を持ちつつ、辛くないんです(カプサイシン=唐辛子の辛味の主成分。その約1000分の1程度の辛さ)。これを飲んでエクササイズすれば、いつも以上に汗をかきながらアミノ酸のチカラで快適に頑張れると思います」とPRした。

この時期に、トレーニングを含めて体調管理を徹底できれば、新型コロナ禍が収まった時には、緊急事態宣言の全面解除を受けて練習再開できた時には、大きな差となって表れそうだ。「失った分を取り戻すためには長い時間がかかりますが、10(割)が8ぐらいで踏みとどまっていれば、その後は明らかに違うでしょう。部活動をしている子供たちも、ライバルは休校中に怠けてるかもしれない。このような状況ですが、逆転できるチャンス、生活リズムをあらためるチャンスと思ってトレーニングに励んでくれれば」と熱くエールを送った。

羽生結弦(2019年11月22日)

味の素のアミノ酸製品は、日本オリンピック委員会(JOC)と協力して支えるオリンピック(五輪)やアジア大会などの国際大会はもちろん、同社がサポートしている競技の試合や遠征時に、自由に手に取れるよう宿舎に置いてある。ただ、一部の契約選手を除き、普段はアスリートも購入しているという。「トップ選手が実際に買ってくださっている。本当にうれしいこと」と感謝する一方で「何でもかんでも提供してしまうと、物への意識が低くなってしまう。選手にとっても良くないし、そこは大切にしています」。

その上で「こちらが選手の皆さんに正しい摂取方法を教えるのは義務。お金を出して買うことで選手自身も摂取への意識も高まると思っています」。来夏に延期となった東京五輪へ、今後も良好な関係を保ちながら、トップアスリートが最高の結果を出せるようサポートしていく。【木下淳】

味の素VPの栗原秀文SD(味の素VP提供)

(2020年5月27日、ニッカンスポーツ・コム掲載)