新型コロナウイルスの感染拡大の防止として先日、東京都の小池百合子都知事は5月6日までを対象に「買い物は3日に1回程度に」と呼び掛けたが、3月19日から自宅待機命令が出されている米ロサンゼルス(LA)では、スーパーには「1週間に1度、できるなら2週間に1度」が推奨されており、徹底した感染防止対策が取られている。入店制限はもちろん、通路を一方通行にするなどソーシャルディスタンスを確保。お客自体もリスクを減らすために様々な工夫をしている。

外出自粛5週間になるLAの人たちの買い物に行く前の準備や心がけを、ぜひ参考にして欲しい。

買い物に行く前の準備

スーパーの店内は他の買い物客と近づかないよう一方通行になり、矢印で進行方向が決められている

できる限り短時間で買い物を済ませるため、事前に必要な物や買いたい物のリストを作成する。
今すぐにはなくならないけどもうすぐなくなりそうな洗剤や調味料、電池などは、早めに購入することで、買い足しに出かける必要がなくなる。
買い物はできる限り1人で行くこと。家族で出かける場合も、店内に入るのは大人1人で、他の人は車の中や店の外で待機する。
感染リスクの高い高齢者や乳幼児がいる家族や知り合いが近所に住んでいる場合は、声をかけて代わりに買い物をして届ける。
家族内で感染者が出た場合を想定し、自主隔離に備えてレトルトや冷凍食品など保存食を中心に2週間分の備蓄を用意することが推奨されている。

床にはレジ待ちの立ち位置を示したテープ

買い物中の心がけ

必要とする人が購入できるよう買い占めはしないが、普段の買い物よりも少し多めの買いだめを心がける。
日持ちする根野菜や冷凍できる肉や魚などは普段より多めに購入する。
購入しない商品には触らない。
子連れの場合は、買い物中に子供が商品に触らないよう常に注意を払う。
レジ前だけでなく、店内では常に他の人と2メートル近く離れるソーシャルディスタンスを心がける。

必要とする人みんなが購入できるようにと買い占めしないよう呼びかける張り紙も

従業員への感謝を忘れずに

コロナ禍の最前線で戦っているのは医療従事者だけではない。物流やインフラなど私たちの生活を支える人たちがいなければ、スーパーで安定的に食料品を購入することはできないのだ。アメリカでは必要不可欠な職種、エッセンシャルワーカーでもある従業員を守る大切さも、広く認知されている。

6フィート(1.8メートル)のソーシャルディスタンスは店内でも徹底されている

パニックや恐怖による買い占めや不要不急の買い物を控え、品切れ商品の入荷状況の確認やクレームなどはできる限り控えるなど従業員への思いやりの心を持って買い物することが大切。こんな時だからこそ、一人ひとりのマナーある行動が、従業員の感染リスクや負担を減らすことにつながることも、忘れずにいたいものだ。

【ロサンゼルス=千歳香奈子通信員】