料理男子になるぞ! 5年目の広島西川龍馬内野手(25)が18日、手料理挑戦に意欲を示した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅で過ごす時間が増える中、新たな“技術”習得に燃えている。これまでは飲食店に電話で依頼し、持ち帰ることが多かった。「何か自分で作ってみようかなと。簡単で、かつ栄養のあるやつですね」。17年オフに退寮した直後にカレーライスやチャーハン、ハンバーグを作った経験があるという男の料理魂に再び火が付いた。

広島西川龍馬
広島西川龍馬

これから作ろうとしているのは「野菜炒め」だ。野菜と炭水化物に加え「スポーツ選手なので、豆腐、納豆とかでタンパク質を多くとるようにしたい」と意気込む。昨季73キロだった体重を、オフのトレーニングで78キロまで増量させ、現在でもキープしている。「調味料は新品ばっかりですけど、一丁前に全部あります。食器もそろっています」。あとは食材調達のみだ。 実戦から遠のく中でも、メリハリをつけながら鍛錬を続けている。「集中しすぎても逆に疲れる。今は普段やらない打ち方をしてみたり、体の使い方を変えてみたり、いろいろ試している。もし良かったら自分の引き出しにもなるし、今はいろんなことをやってみてもいいかなと思います」と前向きに捉えている。

チームの練習はこれまで3勤1休だったが、19日から1勤1休となり、より自宅で過ごす時間が増える。西川は「しょうがない。最低限家でも何かできるので」と自宅で体幹トレーニングやストレッチを行い、コンディション維持に努める。思わぬ事態で生じた時間を有効活用し、野球同様に料理の腕前にも磨きをかけていく。【古財稜明】

(2020年4月19日、ニッカンスポーツ・コム掲載)