ロッテの井上晴哉内野手(30)が“まごわやさしい”で理想体形をキープしている。12日、ZOZOマリンでの自主練習でマシン打撃などを行った。球団を通じて「体調面を考えると今がベストです」とコメント。現在の体重が115キロであることを明かした。

自宅では「かるたトレ」で反射神経を磨くロッテ井上(球団提供)
自宅では「かるたトレ」で反射神経を磨くロッテ井上(球団提供)

昨年11月末、福岡県内で5泊6日の断食プログラムに参加し、120キロ超から絞った。全体練習休止中で在宅時間も長くなるが、簡単にリバウンドしたら、過酷なデトックスに耐えた意味がない。「食材を見直したことで体調万全。体も軽いです!」と笑う。 断食で学んだのが冒頭の7文字だ。まめ、ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いも、の頭文字を並べた言葉。「これらを意識的にとることを継続的にできています。和の食材ですね。日本食は日本人の原点です」と、好物のからあげなど肉類を過剰摂取することなく、和製大砲は力を蓄えている。

自主練習を行ったロッテ井上(球団提供)
自主練習を行ったロッテ井上(球団提供)

自宅では、4歳の長男にバットの振り方を教えつつ「家族でかるたをしています」と明かす。「子どものひらがなの勉強になるし、記憶力も育むので」と、父は優しい。かるた取りには反射神経が必要。「五感も研ぎ澄まされている感じがします」と、瞬発力の良さにも“まごわやさしい”効果を実感している。 スラッガーとして、もう一段階高みにいきたいプロ7年目だ。「今は自分の体と向き合いながら、できることをしっかりと行いたい」。ヘルシー・アジャのパワーさく裂が待ち遠しい。【金子真仁】

(2020年4月13日、ニッカンスポーツ・コム掲載)