「突撃!寮生の晩ごはん」。巨人宮本和知投手チーフコーチ(56)が、川崎市のジャイアンツ寮に今後も抜き打ちで宿泊するプランを掲げた。現在、同寮にはともに2年目の戸郷、沼田、4年目の高田、5年目の与那原ら若手が生活。「行くよ。抜き打ちで」と寝食をともにし、コミュニケーションを取りながら、レベルアップにつなげる。

巨人宮本和知コーチ(2020年3月21日撮影)

コミュニケーション能力にたけた宮本コーチならではの発想だった。落語家でタレントのヨネスケが巨大しゃもじを手に家をアポ無し訪問する「突撃!隣の晩ごはん」では人の温かさや人情に触れ、視聴者の心をつかんだ。宮本流で共同生活を通じ、食事の取り方や生活スタイル、悩みや考え方を知って、日々の成長や将来的な飛躍を手助けする。

効果は実証済みだった。すでに27日に宿泊。戸郷、高田、沼田と食卓を囲んだ。戸郷は食事時間が長く、高田は早かったが、沼田には食事面での甘さを指摘した。「野菜を食べてなかった。白米はいっぱい食べるけど、魚に手をつけてなかったから『この野郎』って言ったら、ひと口つけましたと。ひと口じゃダメだと」と新たな一面を発見した。

宮本コーチからは球団の先輩として、巨人の歴史を伝えた。「ジャイアンツのユニホームにはこんな意味があるんだと。食事の時って、いいじゃないですか。選手たちといろんな話ができますから」と実感した。次回の宿泊予定は4月2日だが、それ以降は未定。1軍未経験のルーキーらとも交流し、ヤングGの育成にも力を入れる。

(2020年3月30日、ニッカンスポーツ・コム掲載)