バレーボールのVリーグ男子ジェイテクトSTINGSを今季、悲願の初優勝に導いたサウスポーエース、西田有志(20)に食について話を聞きました。西田は昨年行われたワールドカップでベストサーバー賞を受賞するなど、日本代表でも活躍しています。【聞き手・中西美雁】

Vリーグ男子ジェイテクトの西田有志選手

-好きな食べ物、嫌いな食べ物は

西田 こういう仕事をしているので、好きなものも嫌いなものもきちんと食べるようにしています。好きなものは、果汁100%ジュースと肉です。嫌いなものは…今でもあまり得意ではないのはトマトですね。とは言っても、出てきたらちゃんと食べられますよ。

-小さい頃から?

西田 はい、子どもの頃はあまり食べられませんでした。

ジェイテクトを引っ張る20歳の西田選手(提供・火野千鶴)

-高校生の時に、食について意識し始めたそうですね。

西田 子どもの頃は、やはり自分が好きなものばかり食べる生活でした。でも、そんな食生活ではアスリートとしてよくないと気づいたのが高校生の頃で、自分なりに改善を試みました。

-自分で気づいたのですか

西田 それもありますし、周りの人を見て真似してみました。

強烈なサーブが持ち味の西田選手(提供・火野千鶴)

-具体的には

西田 タンパク質、ビタミンをバランスよくとることを考えましたね。あとは、炭水化物を試合前にしっかりとらないといけない。それについては、今も個人的にすごく意識しています。

-海外の遠征などで困ったエピソードはありますか

西田 特にないです。そんなに好きじゃないのがトマトくらいなので、何でも食べますからね。海外の食事も平気ですよ。

試合中、笑みを見せる西田選手(提供・火野千鶴)

-おふくろの味は

西田 カルボナーラですかね。一般の家庭では出てこないくらいの量が出てきましたから。食べ過ぎて、今ではもう見たくもないというか、食べたくありません(苦笑)。

-ジュニアアスリートに向けて、アドバイスを

西田 高校生になるまでは、自分も食について特に意識をしていなかったので、あまり偉そうなことは言えないのですが、アスリートとしてどこを目指すかによって食生活は変えないといけないと思います。そして、どんな食事法を取り入れるにしても、自分に合っている、合わないということをきちんと見極めて、自分に合ったものを取り入れていくのがいいと思います。自分は、「これを食べないといけない」といったしばりは設けていませんが、試合前といった特別な期間は、炭水化物を多く摂るように気をつけています。ジュニアの時期は極端なしばりはせず、バランスよくとるようにすれば良いと思います。

1試合ごとに実力を伸ばしている西田選手(提供・火野千鶴)

◆西田有志(にしだ・ゆうじ) 2000年1月30日生まれ。三重県いなべ市出身。姉、兄の影響で5歳からバレーボールを始める。海星高3年時にジェイテクトに高卒内定選手として入団し、史上最年少でVリーグデビュー。日本代表にも選出される。2018年世界選手権、2019年ワールドカップに出場してサーブ賞を受賞。2019-20年シーズンのVリーグでチーム初優勝の原動力となり、MVP、得点王、サーブ賞を受賞。ポジションはオポジット。186センチ、82キロ。左利き。