花巻東(岩手)で夏の甲子園2年連続出場した中村勇真主将(3年)と向久保怜央(れお、3年)の両外野手が、同志社大(京都)に進学する。中村は硬式でプロ入りを目指し、向久保は準硬式で日本代表入りを目指す。

花巻東対大船渡 右前に適時打を放つ中村勇真(2019年7月25日撮影)

中村は18年春、花巻東史上初の2年連続夏(18、19年)と3度の甲子園出場でも満足していない。「仲間とともに、とても厳しい練習を1日1日乗り越えて甲子園に出ることは出来たけれど、応援してくれた家族、地域の方、監督、スタッフへの恩返しは出来ていない。日本一を大学で達成したい」。「岩手から日本一」の目標を全日本大学選手権や明治神宮大会で成し遂げる意気込みだ。

エンゼルス大谷翔平やマリナーズ菊池雄星ら偉大な先輩の背中も追う。「子どもの頃から憧れていたプロ野球選手の夢もあります」。持ち味の長打力をさらに磨き、守備力向上も課題に挙げた。大谷の野球に取り組む姿勢や相手投手への対応力、ソフトバンク柳田のフルスイングしてボールを遠くに飛ばすプロレベルの技術を映像などでも学ぶ。「大学4年間をどう過ごすかが大事」。旧リーグ時代を含む関西学生26度の優勝を誇る強豪で成長を期す。

昨夏以降も、練習は休みなく続けてきた。ティー打撃1000から1500回を毎日課し、重さの違うバットでスイングスピードアップにも努めてきた。「食事の量も増やして、睡眠も7、8時間くらいはとるようにしている」。体づくりの準備も順調だ。

久慈中時代に東日本大会準優勝を果たした同期の中森至投手兼外野手(18)と山崎大翔捕手(18)は中大、高橋凌内野手(18)は法大で準硬式野球を継続。中大進学の最速150キロ超右腕・西舘勇陽(18)との全国大会での対戦も心待ちにする。「これからも皆で高め合いたい。自分の目標は1年からレギュラーをとること」。今春からアピールし、活躍の先陣を切る。【鎌田直秀】

(2020年3月17日、ニッカンスポーツ・コム掲載)