ドイツ・ベルリンで行われた自転車トラック世界選手権の女子オムニアムを制し、日本女子初の金メダルを獲得した梶原悠未(22=筑波大)が3日、成田空港に帰国した。

高校時代の自身の写真を手に当時の脚の太さと比べて見せた梶原(撮影・滝沢徹郎)
高校時代の自身の写真を手に当時の脚の太さと比べて見せた梶原(撮影・滝沢徹郎)

梶原が、記者の用意した写真を目にし「うわっ、懐かしいっ」と声をあげた。坂戸高2年時に群馬県内のロードレース大会で撮影されたもの。上り坂に向かう梶原が鋭い目と、ペダルを力強くこぐ様子がはっきり分かる。「足がむくんでいるけど、今は締まってますよ。よく自転車部の仲間と、おやつを分け合って食べたんです。すぐおなかがすいて。胃腸が強いのも武器。この頃が私の原点」。高校時代を振り返り、さらにテンションを上げポーズをとった。

トラック世界選手権で獲得した金メダルを手に笑顔の梶原(撮影・滝沢徹郎)
トラック世界選手権で獲得した金メダルを手に笑顔の梶原(撮影・滝沢徹郎)

(2020年3月3日、ニッカンスポーツ・コム掲載)