刺し身や焼き魚など、日本の食卓には欠かせない魚介類。特に「サケ」や「サバ」などの人気が高く、多くの人がおいしさだけでなく「健康によい」などの良いイメージを魚介類に抱いていることが、マイボイスコムの調査でわかりました。

10~70代の男女1万322人を対象に実施した調査で、魚介類の料理を「好き/どちらかといえば好き」と回答した人は全体の77.1%。魚介類の料理を食べる頻度は「週2~3回」が4割強とボリュームゾーンで、週2~3回以上食べる人は全体の6割でした。

マイボイスコム調べ
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食べるのが好きな魚介類は「サケ」が69.5%でトップ。次いで「サバ」が61.3%、以下は「サンマ」「エビ」「アジ」「マグロ」「イカ」が各50%台で続きました。「ウナギ」「カツオ」は男性高年代層、「サケ」「シラス」は女性高年代層での比率が高くなっています。

地域別にみると、九州では「サバ」が1位、関東では「アジ」が2位。また、北海道では「サケ」「ホッケ」「ホタテ」「魚卵(イクラ・タラコ・キャビアなど)」などの比率が高くなりました。

魚介類の料理で好きなものは「刺身」「寿司」が各8割強、「塩焼き」が6割強、「天ぷら」「フライ、唐揚げ」「干物」「照り焼き」が各5割前後で上位にあがりました。女性高年代層では「ホイル焼き」「ムニエル、ソテー」「カルパッチョ」「マリネ」「南蛮漬け」などの比率がほかの性別・年代に比べ高くなっています。

マイボイスコム調べ
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魚介類のイメージは「健康によい」「おいしい」が各7割弱、「ヘルシー」「季節感がある」「栄養価が高い」が各3~4割など、良いイメージの項目が上位にあがっており、「ヘルシー」は女性や高年代層での比率が高くなっています。一方、「調理が面倒」「価格が高い」といったネガティブなイメージの回答も各2割強ありました。

マイボイスコム調べ
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魚介類に関する不満点としては、魚介類を嫌いな層では「食べにくい」の比率が高く、魚介類が好きな人でも「小骨を取るのが面倒」「匂いが手につきやすく、なかなか取れない」「魚料理のレパートリーが少なく、毎回焼くだけとかしかできない」などの声がありました。