<スピードスケート:全日本距離別選手権>◇最終日◇27日◇青森・YSアリーナ八戸

ウイリアムソン師円は男子1500メートルを1分47秒59のタイムで、5年ぶりに同種目を制した。

男子1500メートルで優勝したウイリアムソン師円(中央)。左は2位土屋陸、右は3位小田(撮影・黒川智章)
男子1500メートルで優勝したウイリアムソン師円(中央)。左は2位土屋陸、右は3位小田(撮影・黒川智章)

本来は長距離が専門。18年平昌五輪後に本格的に挑戦している中距離種目で勝った。「最後まで粘ることができた。前回もそうだったけど、今回の優勝もビックリ」と振り返った。

男子1500メートルで優勝したウイリアムソン師円(撮影・黒川智章)
男子1500メートルで優勝したウイリアムソン師円(撮影・黒川智章)

今季は結果にこだわるシーズンと位置づける。そのため夏に自費で管理栄養士と契約した。昨年は海外遠征で体調を崩し、体重が10キロも減る苦い経験をした。今は就寝前に水分補給やおにぎりを食べて、100グラム単位で測りベストの72キロをキープしている。

男子1500メートルで優勝し表彰台でガッツポーズのウイリアムソン師円(撮影・黒川智章)
男子1500メートルで優勝し表彰台でガッツポーズのウイリアムソン師円(撮影・黒川智章)

アレルギー体質のため、食べられないものの代用食として、摂取可能なサプリメントを紹介してもらうなどの助言を受ける。「コンディション維持が成績につながっている」。昨年12月のW杯第3戦(ポーランド)では、団体追い抜きで2季ぶりに勝利した。「昨季は収穫もあったので、それを生かして頑張りたい」と、新たなシーズンを楽しみにした。

(2019年10月27日、ニッカンスポーツ・コム掲載)