<女子ゴルフ:ニトリレディース>◇29日◇第1日◇北海道・小樽CC(6650ヤード、パー72)

急性副鼻腔(びくう)炎を抱えながら強行出場した全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、1アンダーの71で回った。

第1日 13番、笑顔で移動する渋野(撮影・黒川智章)
第1日 13番、笑顔で移動する渋野(撮影・黒川智章)

10番からのスタートで前半は1バーディー、1ボギー。ハーフターンの際にトイレに行くと、行列になっていたという。待ち時間がなかったため慌てて戻り、1番パー4でティーショットを打つと、なんと大きく曲げて木に直撃。林に突っ込み、第2打はフェアウエーに戻すだけ。第3打もグリーン手前で、4オン1パットの痛恨ボギーとなった。

第1日 17番、笑顔でグリーンに向かう渋野(撮影・黒川智章)
第1日 17番、笑顔でグリーンに向かう渋野(撮影・黒川智章)

「慌てて打ちましたけど…。息切れしていた。まあ、言い訳はできないですけどね。トイレ待ちが長くて、2分くらい過ぎていた」とブツブツ。この日、一番イライラした場面を問われると「1番のティーショット。なんで、そこにあるんじゃ? みたいな感じ」と笑いながら打ち明けた。

第1日 13番、ティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
第1日 13番、ティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)

一時は2オーバーまでスコアを落としながら、残り3ホールで3連続バーディー。1アンダーまで戻し、国内ツアーでの連続オーバーパーなしの記録は25ラウンドまで伸びた。

第1日 16番、アプローチショットを打つ前にチョコレートを食べる渋野(撮影・黒川智章)
第1日 16番、アプローチショットを打つ前にチョコレートを食べる渋野(撮影・黒川智章)

イライラしつつも、最後は笑顔でホールアウト。上機嫌になった渋野は「するめそうめん分かります? 細せ~やつ。食べようと思ったんですけどね、開けたらゴルフバッグが、臭うなるから開けれんかった」「昨日食べたのは牛鍋と塩キャベツ。コラーゲン入りやから、お肌ぷりぷりになったかな?」と、会見では食べ物の話で盛り上がっていた。

第1日 15番、ピカチュウのヘッドカバーをいじる渋野(撮影・黒川智章)
第1日 15番、ピカチュウのヘッドカバーをいじる渋野(撮影・黒川智章)

(2019年8月29日、ニッカンスポーツ・コム掲載)