<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇3日◇大阪フェスティバルホール

6日開幕の第101回全国高校野球選手権(甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。石川県勢初優勝の期待を背負う星稜は、旭川大高(北北海道)との対戦が決定。今大会NO.1投手の奥川恭伸投手(3年)は足をつって緊急降板した昨夏の反省から暑さ対策万全。塩分摂取のためベンチに「秘密の塩」が持ち込まれる。

第101回全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会 抽選会場でガッツポーズをとる星稜の奥川恭伸(左)と山梨学院の野村健太(撮影・上山淳一)
第101回全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会 抽選会場でガッツポーズをとる星稜の奥川恭伸(左)と山梨学院の野村健太(撮影・上山淳一)

敵が“暑さ”にならないように

大会の主役・奥川にスイッチが入った。

「相手も日程も決まった。2年半の集大成をグラウンドで表現できるようにしたい」

石川大会で158キロの球場表示、今秋のドラフト1位確実、そして県勢初の甲子園制覇へ-。そんな注目度NO・1右腕の口をついたのは景気のいい言葉ではなく危機感だった。

甲子園練習でマウンドから投球練習する奥川恭伸(撮影・白石智彦)
甲子園練習でマウンドから投球練習する奥川恭伸(撮影・白石智彦)

「一番は体調管理です。敵が暑さにならないようにしないと。去年は試合に勝った負けた以前に、自己管理の面で本当に悔しい思いをした。意識が低すぎた」

昨夏の2回戦の済美戦は4回に足をつって降板。その先に延長13回に逆転サヨナラ満塁弾で敗戦という悲劇が待っていた。

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