<水泳:世界選手権>◇第14日◇25日◇韓国・光州◇男子200メートル個人メドレー決勝ほか

瀬戸大也(25=ANA)が、2日連続メダルを獲得した。3レーンで1分56秒14で優勝。東京五輪代表も内定した。

男子200メートル個人メドレーで優勝しガッツポーズする瀬戸(撮影・鈴木みどり)
男子200メートル個人メドレーで優勝しガッツポーズする瀬戸(撮影・鈴木みどり)

24日の200メートルバタフライ銀メダルに続く表彰台は、同種目で自身初のメダルとなった。

「調子いいすね。今までいろいろチャレンジしてきて、それが少しずつ実っているかな。順調にきているので、最後まで気を抜かずにやりたい」と笑顔で振り返った。

タフさを証明した。24日の予選は全体の2位、準決勝は同3位で通過。しかも間に200メートルバタフライ決勝を挟んでいた。梅原コーチは「この1年間、冬場の時期のトレーニングも含めて、かつてないほど順調にいっていた」と分析。その勢いをそのまま200メートル個人メドレーにぶつけた。

瀬戸の試合日の行動は細かく決まっている。まさに分刻みだ。どのタイミングで食事をとるか、どのタイミングで捕食をとるか。3食+捕食で1日合計15回も栄養分を口に入れることもある。すべては他種目でタフに戦うためだ。 かつて知人からの差し入れを食べて体重が変化することもあった。お礼をいう時に食べてないと悪いから-。だがそんなことも過去の話。アスリートとして、競泳を最優先に突き進む。

大会ラストの28日は本命種目の400メートル個人メドレーが控える。出場全種目メダルも視野に入った瀬戸が、金メダル=東京五輪内定に向けて、ぶっ飛ばす。

(2019年7月25日、ニッカンスポーツ・コム掲載)