日大三(西東京)の193センチ右腕・広沢優投手(3年)は長身から投げ下ろす力強い直球が魅力だ。

幼稚園の頃から周りより背が高かった。高身長が武器となるバスケも小学生までやっていたが、選んだ道は野球。理由は「とにかく野球が好きだった」から。その気持ちは今でも変わらない。

18年8月、全国高校野球の龍谷大平安戦で力投する日大三・広沢

よく食べて成長したかと思えば「そんなに食べる方ではない」と言う。今ではごはん4杯は余裕だが、入学当初は3杯を食べるのも精いっぱい。小倉全由監督(62)に「もっと食べられるんじゃないか?」と声をかけられ「きついです」と断り怒られたこともある。

最速148キロ直球でドラフト候補

193センチの長身から投げ下ろす球が一番の武器だ。直球は最速148キロを記録する。「身長が誰よりもある。自分にしか投げられない球に自信がある」。その強みを最大限引き出すのが主将の佐藤英雄捕手(3年)だ。2人は中学の世田谷西シニア時代からのチームメート。「自分のことをよく知っている。配球が違う」と信頼を寄せる。佐藤は広沢を「マイペース」と表現し「マウンドに立ったら選手全員で支え、リラックスして投げさせてあげる」ことが好投につながる。

同じくドラフト候補に挙がるエース井上広輝投手(3年)との2枚看板で、昨夏4強に進出した甲子園を目指す。マウンドにもう1度立ち、今度こそ「監督を胴上げ」する。【飯岡大暉】

(2019年7月5日、日刊スポーツ紙面掲載)