テニス女子の東京都代表として、8月に行われる全国高校総体(南部九州総体)に団体として初出場する東京が21日、管理栄養士の山口美佐さんを招いて栄養講座を行い、ベストコンディションで試合に臨むための食事の指導を受けた。

真剣に講義を聞く選手たち

真夏のテニスの試合は、炎天下で2時間以上プレーすることがほとんどで、1日数試合こなすこともある。練習や試合中、足をつったり、熱中症になったりしたことのある選手も多数おり、その予防や対策などを集中的に学んだ。

いつもの食事では「6品揃える」として、おろそかになりがちな汁物、乳製品、果物の重要性を確認。熱中症予防のための体重やトイレチェック、どんなものをいつ飲むべきかといった水分補給の方法などのレクチャーを受けた。

スポーツ栄養の話を初めて聞いた横川円香主将(3年)は「食べ物によって、とれる栄養が違うことを知った。私は緊張しがちなので(ストレスが多いと消費が増える)ビタミンCの多い果物や、気持ちを落ち着けるカルシウムを多く摂ろうと思う」と、具体的な栄養素を挙げて講座の感想を話した。

全国高校総体に出場する(左から)大野里紗(1年)、武内ひかり(2年)、市川結子(2年)、横川、鳥海の各選手

第1シングルスの鳥海里帆選手(3年)は「栄養の話は聞いたことがあったけど、これまでは親任せだった。今回改めて聞いて意識が変わった」と、食事管理にも興味が沸いたようだ。

差し入れの河内晩柑を手にアスレシピポーズを決める東京テニス部の選手たち。後列右端が上口監督

創部27年目。激戦区の東京都大会で準優勝し、悲願の「団体でインターハイ」を達成した。一昨年は、全国選抜大会に出場し、昨年も三重インターハイに2人がシングルスで出場している。ただ、「出るだけで満足ではない」と上口弘監督(65)が言うように、選手たちは「目標は全国ベスト8」と口を揃える。

チームのスローガンは「団体の力」。チームカラーの水色のTシャツの背中には、その文字が力強く書かれている

これまで数多くの遠征もこなし、全国で戦える準備はしてきた。あとは、実力を発揮できるよう体調を整えることが大切だ。本番まで残り約1カ月。この日学んだことをしっかり取り組み、大舞台に乗り込む。

【アスレシピ編集部・飯田みさ代】