JA全農杯チビリンピック小学生選抜サッカー決勝大会(3日~5日、神奈川・日産スタジアムほか、日刊スポーツ新聞社ほか主催)に出場した16チームに対し、アスレシピは昨年に続いて食事に関するアンケートを実施した。地区大会を勝ち抜き、全国大会に出場するチームは、食事面でも意識が高いことが分かった。

PK戦の末に優勝を決め、喜びを爆発させるセンアーノ神戸ジュニアの選手たち
PK戦の末に優勝を決め、喜びを爆発させるセンアーノ神戸ジュニアの選手たち

回答者は監督、コーチなどの指導者。「日頃から選手に対し、食事に関する指導を行っているか」の質問には、75%の12チームの指導者が「はい」と回答。特に「トレーニング後30分以内に補食を摂るよう指導」しているチームが多数を占めた。

「選手がよく食べている補食」として挙がったのは、おにぎり、100%オレンジジュース、バナナなどの果物、ゼリー系の栄養補助食品など。バナナや牛乳を用意しているクラブもあった。

川崎フロンターレ新堀翔(中央)が、予選リーグの青森福田SSS戦でゴールを決める
川崎フロンターレ新堀翔(中央)が、予選リーグの青森福田SSS戦でゴールを決める

今大会はJリーグの下部組織が多かったからか、管理栄養士を招き、保護者を含めた栄養講習会を実施しているチームが9チームと半数以上に上った。

また、「水分補給、熱中症対策で気を付けていること」については、14チームが「こまめな水分補給」と回答。加えて「糖分と塩分も摂取」「のどが渇いていなくても水分を摂らせる」と答えたチームも多く、熱中症予防のため、細心の注意を払っている様子も見えた。

ゴールを決め、喜ぶベガルタ仙台ジュニアの選手たち
ゴールを決め、喜ぶベガルタ仙台ジュニアの選手たち

「ジュニア選手の体作りにおいて最も意識していること」に、「適度な休息(睡眠)」を挙げるチームが複数。食事については「バランスと量」を重視しつつ、「中学生までに(1日)2000kcalの食事を摂れるようにする」と具体的な数字を挙げるところもあった。

丸亀FC戦でシュートコースに割って入る鹿島アントラーズジュニアの松本鉄太(右)
丸亀FC戦でシュートコースに割って入る鹿島アントラーズジュニアの松本鉄太(右)

<出場チーム>
北海道=北海道コンサドーレ札幌U12(北海道)
東北1=ベガルタ仙台ジュニア(宮城県)
東北2=青森福田SSS(青森県)
関東1=鹿島アントラーズジュニア(茨城県)
関東2=川崎フロンターレU12(神奈川県)
関東3=鹿島アントラーズつくばジュニア(茨城県)
北信越=グランセナ新潟FCジュニア(新潟県)
東海1=名古屋グランパスU12(愛知県)
東海2=大山田サッカースポーツ少年団(三重県)
関西1=センアーノ神戸ジュニア(兵庫県)
関西2=ディアブロッサ高田FC U12(奈良県)
中国1=オオタFC(岡山県)
中国2=SSS FC(山口県)
四国=丸亀FC(香川県)
九州1=アビスパ福岡U12(福岡県)
九州2=PLEASURE FC(佐賀県)

【アスレシピ編集部】