<広島2-6ヤクルト>◇11日◇マツダスタジアム

ソフトバンクを戦力外になり、ヤクルト新加入した寺原隼人投手(35)が5回2/3を5安打2失点。ソフトバンク時代の17年5月7日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来704日ぶりの白星を挙げた。

広島対ヤクルト 今季初勝利を飾った寺原(撮影・栗木一考)

人生初めての1人暮らしで、寺原は慣れないフライパンを握っている。どうしても外食が多くなるが、少しでもバランスのよい食事をと、福岡に住む03年に結婚した夫人が手作りのおかずを凍らせて送ってくれる。ひじきの煮物はレンジで温めて、下味がついているカット野菜はフライパンで炒めて食べる。「作って小分けして、送る作業は大変だと思うけど、やってくれています」と感謝する。

広島対ヤクルト 広島打線を相手に力投する寺原(撮影・栗木一考)

昨季日本シリーズ終了後、ソフトバンクから戦力外通告された。ヤクルト入団が決まったが「戦力外になって、そんなにもう長くは(現役を)できないと思った。1年かもしれないし、それなら1人で」と単身赴任を決意。高校時代は寮生活で、初めての1人暮らしに「掃除と洗濯は好きなんですけど、料理は後片付けが苦手で」と私生活は悪戦苦闘中。それでも「ちょっと楽しいです」。家族への感謝の思いを胸に、新天地で奮闘する。【ヤクルト担当 保坂恭子】

(2019年4月12日、ニッカンスポーツ・コム掲載)