<ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト2019(1)>

全米最大のナチュラル、オーガニック、健康、エコ関連商品の展示会「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト」が5~9日、米ロサンゼルス郊外アナハイムのコンベンションセンターで開催され、約8万6000人が訪れました。39回目となった今年は、過去最大の3600を超える出店数で、日本を含む世界136カ国から様々な関連商品が紹介されました。食のトレンドやエコ商品など、9回に分けてレポートします。

第1回は進化する植物性食品、野菜からできたパスタ「ベジー・パスタ」について。

最近では、小麦に含まれるタンパク質の一種、グルテンを含まない食品や糖質制限食、植物性食品を中心とする食生活をする人が増えていますが、小麦や米などの炭水化物を「野菜」で代用する動きも活発化しています。その流れで最も注目されているのが、小麦粉の代わりにカリフラワーやズッキーニなどの野菜を使ったパスタです。

パスタメーカーのベジークラフト・パスタは、カリフラワーだけで作られた乾燥パスタ4種類を紹介していました。見た目は小麦粉で作られたパスタと同じ。食感は、もっちり感がやや弱いものの、マイルドなカリフラワーの味わいはパスタソースとの相性も良く、違和感はなく、おいしく食べられました。グルテンフリーや糖質制限をしている方も「健康的に、罪悪感なくパスタが食べられる」と、同社はアピールしています。

カリフラワーを原料としたパスタ。食べても違和感なし

創業100年以上で、野菜を中心とした加工品を扱う食品大手グリーン・ジャイアント社も冷凍野菜ヌードル「ベジー・スパイラル」シリーズを発売。ズッキーニ、ニンジン、ビート、バターナッツスクワッシュ(カボチャの一種)の4種類があり、いずれもオーガニック野菜をパスタ状にしたもので、野菜そのもののテーストを味わえるのが特徴です。好みのソースと絡めたり、チキンやシーフードと一緒に炒めたりすれば、簡単にヘルシーな一品を作ることができます。

冷凍野菜ヌードル

同社によると、1カップあたりの炭水化物は2~12gで小麦粉の3分の1以下。カロリーも通常のパスタの45~90%以下だといいます。また、同社はパスタ以外にもカリフラワーを米状に細かくカットした「ライスド・ベジー」や、ポテトの代わりにカリフラワーを使った「マッシュドカリフラワー」も発売しています。

カリフラワーなど野菜をベースとした商品が続々と登場

1996年から米国内で枝豆の輸入・加工を行っているシーポイント・ファームは、オーガニック枝豆から作った高タンパク質で食物繊維を多く含むパスタを販売。枝豆の緑色をした麺を4~5分ゆでて、お好みのソースとあえれば食べられます。

高タンパク質の枝豆スパゲッティ

どの製品も、完全菜食主義者(ビーガン)だけでなく、一般の消費者にも毎日の食事で気軽に野菜を摂る機会が増えることをアピールしており、グルテンアレルギーの人も安心して食べられます。

【ロサンゼルス=千歳香奈子通信員】