バレーボール男子日本代表のオポジット大竹壱青選手(23=パナソニック・パンサーズ)、女子の元日本代表、里歩選手(25=デンソー・エアリービーズ)は小学校高学年から父秀之さん(51)と同じくバレーボールを始め、中学から都内の強豪校に進みました。母秀子さん(55)は朝早くからのお弁当作りから夜遅い夕食作りまでフル回転。第2回は、成長期の子どもたちを支えた食事について。

壱青(中央)が進学した東亜学園の正門前で。左は父秀之さん、右は姉里歩(提供写真)

片道約2時間の強豪校へ進学

中学から2人とも、都内のバレーボール強豪校に通いました。横浜からは交通が不便で、通学も片道1時間半~2時間かかります。しかし、本人が希望して行くわけですから、「どうしてやりたいのか」というレポートを書かせ、後から「親が行けと言ったから」という逃げ道を作らないようにしました。

その頃、里歩は細かったですけど、壱青はぶくぶくと、ジャンプができないくらい太っていました(笑)。そういう時期を経て体を絞ったので、体がしっかりしているんだと思います。

下北沢成徳高の主将となった大竹里歩(中央)は春高バレーの初戦で快勝し、笑顔を見せる(2012年1月6日)

2人とも自主的な朝練のため、朝6時には家を出ました。私は4時起き。朝ご飯はお米を食べさせたかったので、野菜や肉をいろいろ混ぜておにぎりやチャーハンにして、毎日味を変えてとらせていました。

お弁当は、朝練後と昼の2食分。かなり深さのある密閉式保存容器を4個分作っていたので、本当に大変でした。炊飯器は1升炊きのサイズを使っていて、だいたい5キロのお米が1週間でなくなるペースでしたね。

ご飯は大きなお茶碗2杯ほど、400~500g入れ、それよりもおかずを多めにしました。肉、魚、卵、煮物、あえ物などすべて同じ味でないものにして、みっちり詰めました。

大竹家の定番料理「中華風豚の角煮」(提供写真)
秀子さんのスマホには、自身が作った料理写真がたくさん保管されている。夕食メニューの一部(提供写真)

冷凍食品使わず、生野菜は別容器

添加物を摂らせたくなかったので、冷凍食品は一切使わず、すべて手作りです。揚げ物だったら、前夜に下処理をして朝は揚げるだけ。ハンバーグも焼くだけにしておきます。「レタスがぐにゃぐにゃになるのが嫌」と言うので、サラダは別の容器で持たせました。また、お弁当は色彩も重要なので、家庭菜園で作ったトマトを彩りに加えていました。トマトは栄養的にもいいですし、焼いても生でも使いやすいですね。

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