プロゴルファーでタレントの東尾理子(43)が24日、都内で開催された「第8回アマニフォーラム」セミナーにゲストとして出席し、自身の食生活を振り返った。

俳優石田純一の妻であり、長男理汰郎くん(6)、長女青葉ちゃん(2)と9カ月の次女つむぎちゃんの3児の母でもある東尾は「以前は油は体の大敵と思っていましたが、体に摂った方が良い油があることを知って、摂るようにしています」と話した。

アマニ油を摂るようになったという東尾理子
アマニ油を摂るようになったという東尾理子

オメガ3系のアマニ油を食卓に

元々、「すぐに肌に出たり太りやすいタイプ」といい、以前は油を徹底的に避けて、「唐揚げや天ぷら、コロッケなどの揚げ物を20年ぐらい食べていなかった」と告白。しかし、DHAやEPAなどが豊富なオメガ3系のアマニ油の存在を知った最近は、青汁を豆乳で割ったものに入れたり、ヨーグルトに混ぜて摂ったり、マヨネーズやドレッシングの油に加えて、子どもたちが大好きなポテトサラダに利用しているという。

試合前は消化良い食事と睡眠

米国でゴルファーとしてプレーしていた頃は、まだ「スポーツ栄養」という言葉はなかった時代。油(脂質)の考え方だけでなく、食事のとり方も今ほど重要視されていなかったが、「その時代、それがいいというものを信じていました」と東尾の食意識は高かった。

試合前の食事は「消化のいいもの」。赤身肉(牛肉)は消化に時間がかかると考えており、大好きな焼き肉は試合が終わった日やない日だけ。「試合前夜は、鶏肉や豚肉をメインに消化の良いものをなるべく早めに食べて、睡眠をしっかりとるよう気を付けていました」。

またラウンド中、足がつることが多かったが、留学先のフロリダ大のトレーナーのアドバイスで「当時よく飲んでいたアイスティーを飲むのをやめたら足がつらなくなった」という。「今のようにカフェインレスの飲み物がなかったので、その後20年ほど、利尿作用のあるカフェインをとりませんでした。それが良かったのか分かりませんが」と明かした。

篠宮正樹院長(左)と吉川武男先生とディスカッションをする東尾理子
篠宮正樹院長(左)と吉川武男先生とディスカッションをする東尾理子

プロゴルファーを目指すジュニア選手に対しては、「食べるもので体が作られるというのは大前提。食事で体だけでなく、心も強くなれる。ゴルフと食事は関係なさそうに見えるけれど、メンタルのスポーツだから、しっかり食べて自己肯定感を高めて欲しい。きちんとした食生活は自信になるし、それがパフォーマンスにつながる」と熱く語った。

今は育児真っ最中だが、授乳を終えた後、ゴルファーとして再始動の意欲も見せた。「シニアツアーもあるので、それに向けてトレーニングを始めてみようかな」。さらなるチャレンジが楽しみだ。

アマニフォーラム 2017年から年に4回開催。健康寿命の延伸を目指し「最新の医療情報と正しい栄養情報」を伝えている。8回目となる今回は「子どもの脳と心の発育 脂質との関係」がテーマ。千葉大学名誉教授の齋藤康先生を座長とし、医療法人社団西船内科の篠宮正樹院長、理化学研究所脳神経科学研究センター分子精神遺伝研究チームリーダー、吉川武男先生による研究発表が行われた。

【アスレシピ編集部】