昨年末の全国高校ラグビー大会に出場した札幌山の手の部員17人が12日、札幌市内に新設された学生寮に入寮した。

新設された学生寮に入寮する札幌山の手ラグビー部の選手たち(撮影・浅水友輝)
新設された学生寮に入寮する札幌山の手ラグビー部の選手たち(撮影・浅水友輝)

鉄筋コンクリート3階建てで32部屋。各個人部屋にはベッドと机、ロッカーなどが完備されており、部員は真新しい住まいに興奮気味。寮長を務めるフッカー池田光陽(3年)は「快適で練習に打ち込める。僕は(卒業で)少ししかいれませんが、うらやましい」と話した。

新設された学生寮の食堂で大学選手権の明大-天理大戦を観戦する札幌山の手の選手たち(撮影・浅水友輝)
新設された学生寮の食堂で大学選手権の明大-天理大戦を観戦する札幌山の手の選手たち(撮影・浅水友輝)

これまでは一軒家を借りて13人が共同生活、他の4人も下宿などで生活していた。今春には3年生5人が退寮するが、入れ替わるように10数人の新1年生が入寮予定。野球部、柔道部の数人も加わるが、大多数がラグビー部。食事も外部の栄養士がサポートする。佐藤幹夫監督(57)は「食事がしっかりしていて、ミーティングもできる。良い環境です」と喜んだ。住まいも一新した新チームは今日13日から始動する。

(2019年1月12日、ニッカンスポーツ・コム掲載)