MVPは「ピータン」のおかげだった? プロ2年目の楽天池田隆英が、台湾で行われていたウインターリーグにイースタン選抜として出場した。台湾選抜との優勝決定戦に先発すると8回2安打10奪三振、無失点の好投で、大会MVPに輝いた。

楽天池田隆英(2018年4月30日撮影)
楽天池田隆英(2018年4月30日撮影)

「結構食事が濃いものばかりで悩んでいたんですけど、ホテル近くに発見したんです。それがピータンかゆだったんですよ。朝はそればかり食べてました。人生で初めて食べたんですけど、いい感じでした」と好調の秘訣(ひけつ)? を語った。

環境面が、本来の力につながったという。「ホテルの下には、すき家もありましたし、だいぶ助かりましたね。ファンの方も日本の方だけじゃなくて、台湾の人もすごく多くて。日本にいるような感じになりました」と振り返った。「それでも、やっぱりピータンですかね。あれ? ピータンって、何なんですかね?」。アヒルの卵と言うと、すごく驚いた表情をしていたのだが…。

10月ごろから、インスタグラムを始めた。「なかなかフォロワーが増えないことが悩みなんですよ。確かに面白いことは何も書いていないんですが。ハッシュタグに、ピータンって付けますか」と豪快に笑った。今季は初勝利をマークしたが、1勝5敗と負け越した。「来年は3年目。勝負の年だと思っている。何とか先発ローテに入って、1年間仕事をしたい」。今後も「ピータンかゆ」は、欠かせないかもしれない。【楽天担当・栗田尚樹】

(2018年12月21日、ニッカンスポーツ・コム掲載)