植物性の代替肉が大ブームになるなど健康志向が高まるアメリカですが、まだまだハンバーガーやフライドポテトなどジャンクフード人気も健在です。特にフライドポテトは、ステーキなどの付け合わせにも使われるアメリカ人の大好物ですが、健康面から考えると「1度に食べても良い量は6本まで」という衝撃の研究結果が発表されました。

1度に食べて良いのは6本だけ

健康脅かす“でんぷん爆弾”

ハーバード大の栄養学の権威エリック・リム教授がこのほど、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し「フライドポテトは人間の健康を脅かす“でんぷん爆弾”」と断言。米農務省が1度に摂取しても良いとしている量(12~15本程度、約140kcal)の半分以下、6本が適量だと力説しました。

その理由として、ジャガイモの成分の大半はでんぷん(炭水化物)で、ビタミンCやカリウムなどのミネラルを多く含んでいるものの、緑黄色野菜などに比べて栄養価が低いこと、またビタミンB2などの栄養素を含む皮をむいた上に、油で揚げて塩をかけていることなどを挙げています。さらに、チーズやチリなど塩分とカロリーの高いソースをトッピングすることについては「食の破壊兵器でしかない」と言い切りました。

食べ過ぎで高血糖、揚げて死亡率高まる

アメリカ人は1人あたり年間52.5kgのジャガイモを消費。その3分の2がフライドポテトやポテトチップスなどの加工品と言われ、他国に比べて著しく摂取量が多いことが問題視されています。栄養学の学術誌も昨年、「フライドポテトを週に2~3回食べる人は、揚げずに調理したジャガイモを食べている人よりも死亡率が高い」との論文を掲載。ジャガイモの食べ過ぎは高血糖や糖尿病、心血管疾患などのリスクがあり、揚げるとさらに死亡リスクが高まると、フライドポテトの大量摂取に警鐘を鳴らしていました。

野菜と一緒にメインディッシュの付け合わせに6本

フライドポテト好きには何とも残酷な研究結果ですが、リム教授はジャガイモを健康的に摂る方法として「サラダとフライドポテト6本をメインディッシュに添えるのが良い」と提案。また、ファストフード店でフライドポテトを注文する代わりに、自宅でノンフライのグリルポテト(冷凍で販売されている)や皮付きのまま揚げたフライドポテトを作ること、ジャガイモの代わりにスイートポテトを代用することなどを挙げています。

脂質や塩分が高いフライドポテトが健康に良いと言う人はあまりいないと思いますが、健康で長生きするためにはファストフードはほどほどにした方がよさそうですね。

【ロサンゼルス=千歳香奈子通信員】