ノルディックスキー・ジャンプの葛西紀明(46=土屋ホーム)が3日、都内で「タニタ健康大賞」の贈賞式に臨んだ。ここまでの練習や試合を振り返り、「進化したんじゃないか」と手応えを口にした。

去年1年間、ノルウェーの選手の滑り方をずっと研究した結果、助走の速さで時速2、3キロほど遅れを取っていることがわかったという。

タニタ健康大賞贈賞式 トロフィーを手に笑顔を見せる葛西(撮影・戸田月菜)

「速さが2、3キロ違うと飛距離は5メートル以上の差がつく。スタートしてからのおしりの位置をずっと高いままで滑っていたのを、重力を感じる飛び出し直前のところでぐっと意識して、おしりの位置を下げるようにしたらスピードが1~2キロ上がった」と変化を実感。「あとは感覚がかみ合えば結果もついてくる」と胸を張った。

札幌市の冬季オリンピック(五輪)招致が、26年から30年に後ろ倒しになったことについては「56歳になってしまうんですよね。でも頑張ります!」と笑顔。「けがや故障がない限り、続けたいモチベーションがあります」と力強く言った。

タニタ健康大賞贈賞式 タニタの谷田代表取締役社長(左)と握手を交わす、葛西(撮影・戸田月菜)

健康機器メーカーのタニタが主催する表彰式は今回で15回目で、過去には元サッカー女子日本代表の澤穂希さん(40)らも受賞している。タニタの体重計を愛用しているという葛西は、「1日に20回くらい体重計に乗ります」とも明かした。「朝起きて乗って、朝ご飯を食べて乗って…。ジャンプ選手は体重を超えてしまうと失格になるので、気になるんですよ」。

健康について心がけていることを聞かれると「生野菜があまり好きではないので、野菜を取れるようにと奥さんが野菜スープをつくってくれるんです。ニンジンがハート形なんです」と表情を緩ませてうれしそうに話した。

葛西とまったく同じ生年月日、1972年(昭47)6月6日生まれのタニタの谷田千里社長(46)から、賞状、トロフィー、50万円の目録、同社最高機種の体組成計「RD-800」が贈られた。谷田社長が同じ誕生日であることを葛西に告げると、葛西も「うれしいですね」とにこやかに答える場面もあった。

(2018年10月3日、ニッカンスポーツ・コム掲載)