<巨人1-6DeNA>◇19日◇東京ドーム

DeNA東克樹投手(22)が、8回1安打1失点で11勝目を挙げた。7回途中までパーフェクト投球で巨人打線を沈黙させ、巨人戦5戦5勝とキラーぶりを発揮。新人ながら防御率2・54で1位菅野に肉薄した。

巨人対DeNA 1回裏を終了し、ベンチでバナナをほおばるDeNA東(撮影・たえ見朱実)
巨人対DeNA 1回裏を終了し、ベンチでバナナをほおばるDeNA東(撮影・たえ見朱実)

東は初回を投げ終えると、すぐにバナナをほおばった。食事の際はリコピン摂取のためトマトを食べ、ベンチ裏では紫色のアサイードリンクを飲む。アサイーはチームの方針で夏前から配置された。鉄分が多く含まれ、体内の酸欠状態を防ぐといわれている。「練習終わりには1パック飲むようにしている。最初は苦手でしたけど」。東のもぐもぐタイムは改良を続ける。

先発では唯一開幕からローテーションを守り続ける。22試合登板はチームトップ。この試合もマギーの1発がなければ、9回まで投げきる予定だった。新人ばなれしたスタミナ。その裏には、幸せの黄色いバナナ、情熱の赤いトマト、神秘のパワーを持つ紫のスーパーフードがあった。

(2018年9月20日付日刊スポーツ紙面掲載)