ジャカルタ・アジア大会で1大会日本勢単独最多となる6個の金メダルを獲得した競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)ら日本代表が25日、羽田空港に帰国した。

金メダルを手に笑顔を見せる池江(撮影・鈴木正人)
金メダルを手に笑顔を見せる池江(撮影・鈴木正人)

パンパシフィック選手権からの連戦に「疲れは相当ある」と言う池江は、「親の作るしょうが焼きが食べたい」と熱望。遠征からの帰国後には、いつも用意してくれているという。池江家のしょうが焼きは「ショウガが強すぎて味が濃いんですけど、ご飯と合っておいしいんです」と目を輝かせた。

アジア大会から帰国しファンに向けピースする池江(右)(撮影・鈴木正人)
アジア大会から帰国しファンに向けピースする池江(右)(撮影・鈴木正人)

2個の銀メダルも含め、計8個のメダルを獲得した。現地では8個を同時に首に提げてみたものの「重かったのですぐ外したくなりました」と笑顔。6冠という快挙にも「私個人だけでは取れなかったし、チーム一丸で勝ち取ったメダルだと思う」とうなずいた。

ジャカル・アジア大会から帰国し写真に納まる、左から鈴木、池江、瀬戸、小関(撮影・鈴木正人)
ジャカル・アジア大会から帰国し写真に納まる、左から鈴木、池江、瀬戸、小関(撮影・鈴木正人)

9月には福井国体に出場する予定で、出場種目はまだ決まっていない。連戦が続くことからも「自己ベスト更新という目標は立てない」としつつも、「東京に貢献したい」と闘志を燃やした。10月からは「刺激を入れるため」とスプリント選手権に出場するプランも明かした。

(2018年8月25日、ニッカンスポーツ・コム掲載)