<西武7-1オリックス>◇24日◇メットライフドーム

 気持ちでつかんだ10勝目だ。西武多和田真三郎投手(25)がオリックス打線を5安打1失点に抑え、完投で自身初の2ケタ勝利に達した。前回16日のソフトバンク戦は、4回途中11失点の大炎上。後半戦の開幕投手を任された期待を裏切ったが、1週間で立て直した。負ければ首位陥落の1戦で、3年目右腕が堂々の投球を見せた。

西武対オリックス 試合に勝ちファンとタッチする西武多和田(撮影・鈴木正人)
西武対オリックス 試合に勝ちファンとタッチする西武多和田(撮影・鈴木正人)

 記録的な猛暑が続く。暑さ対策を聞かれた多和田は「特にないですね。まあ、いっぱい食べてますよ」と涼しい顔で答えた。去年のシーズン中は80キロだった体重が、今は82キロを維持。「去年より動けているし、パワーも出ています」。もりもり食べることが、力強いボールを生んでいる。

 大きな力になっているのが、昨オフに結婚した夫人の存在だ。コンビニなどで買ったもので済ませることが多かったが、今は夫人がバラエティー豊かな手料理で支えてくれる。この日の朝もウナギのかば焼きを平らげて球場入りした。前日の練習後、2人でスーパーに買い物に行き「明日の朝は、これを食べよう」と決めたという。2ケタ勝利の裏には、愛妻とのほほえましい二人三脚があった。

(2018年7月25日付日刊スポーツ紙面掲載)