男子プロバスケットボールBリーグの滋賀レイクスターズのガード、菅原洋介(34)は自他共に認めるチームNo.1の食通。両親が料理人ということもあって「3歳から食には興味がありました。小学生の頃から今も自分で料理を作っていますし、小学生の頃の夏休みの自由研究はいつも新メニュー開発がテーマでした(笑)」。

滋賀レイクスターズで日本人最年長の菅原洋介(C)Lakes Magazine

 子どもの頃から食べる量も多く、大学時代のピーク時は、米なら1回の食事で4合、1日3食で計算すると12合。肉だと1回約800グラム、1日2キロくらいは食べていたという。

 187センチ、83キロ。食通でもあり、大食漢でもある。「プロ選手になれたのも、いっぱい食べて大きくなったから」と話すが、ここ10年間はその大食い生活との格闘が続いている。

食通の大食漢が10年間節制 

 菅原 やはり体重が増えるので、大学時代の半分くらいに量を減らしました。シーズン中は、試合が終わった日曜日は普通に食べますが、月曜日には半分くらい、試合に向けてさらに減らしていきます。試合前日の金曜日は普段の5分の1ほど。身体の状態によっては、ほとんど胃に入れない時もあります。シーズン中は食事というよりは、体に栄養素を入れるための作業という感覚です。

体重管理にカンガルー肉をとりいれている菅原洋介(C)SHIGA LAKESTARS

 9月で35歳。チーム内の日本人選手では最年長となり、最近は若い時以上に体重管理に気を使うようになった。

 菅原 食べる要素としては、タンパク質とビタミン系を意識。ビタミン系は食物繊維とのバランスを考えて、できるだけ野菜や果物などから摂取します。今の自分には炭水化物はあまりよくないので少なめにし、タンパク質を少し多めに取るようにしています。また、可能な限り1日に3食ではなく、5食など回数を分けて摂取するようにしています。

代謝アップ意識、小分けに食事

 食材選びでは、代謝アップを期待できるものを意識しており、中でもカンガルー肉がお気に入りだ。

菅原が摂取しているカンガルー肉のジャーキー

 菅原 カンガルー肉の中には、身体の代謝が上がるという共役リノール酸が牛肉の2倍以上も含まれています。食べている途中から体がポカポカするほどで、自分の場合は、食べた翌日に体重が1キロくらい減ることもあります。ただ、カンガルー肉ばかりでは飽きるので、週1日を「カンガルー肉の日」としています。摂取量は1カ月で約2キロ。味はちょっとクセがあるので調理に工夫が必要ですけど、ハンバーグなら初めての人でも問題なく調理できます。

 2月に負傷した左膝内側側副靭帯損傷(全治6~8週間)からの回復にも、カンガルー肉が役立った。

 菅原 ケガした後、試合も練習もできずに2週間くらいで7キロ増。体重増加は、ケガした膝への負荷が大きくなるので、初期段階ではあまり良くない。動けない中で体重を減らすには、食べる量を減らし、代謝を維持しないといけないのですが、そこでカンガルー肉が重宝しました。

菅原洋介(左)は2月に左膝内側側副靭帯を損傷したが、復帰への準備は万全(C)Lakes Magazine

 すでにケガは完治し、4月22日の西宮ストークス戦にも出場。「コンディションも上がっているので、いつでも試合に出られる状態。あとは自分がチームに求められるかどうか」だと笑う。B1リーグ残留争いの渦中にある滋賀レイクスターズにとって、頼れるベテランの復帰は何よりの朗報だ。【白井邦彦】

 ◆菅原洋介(すがわら・ようすけ) 1983年(昭和58)9月25日生まれ、北海道出身。東海大四から早大を経て、米国独立リーグABAサンノゼ・スカイロケッツへ入団。帰国後は、JBLレラカムイ北海道(レバンガ北海道の前身)、琉球ゴールデンキングス、大阪エヴェッサ、群馬クレインサンダーズなどを渡り歩き、16年シーズンから滋賀レイクスターズへ。187センチ、83キロ。