ヤクルトが“もぐもぐタイム”充実で勝機を上げる。平昌五輪銅メダルのカーリング女子日本代表は、休憩中にイチゴなどを食べて栄養補給をしながら戦術を練り直した。そのほほえましい様子もファンの心をつかみ、快進撃の後押しになった。

明治神宮に参拝したヤクルト小川監督は「優勝」と書いた絵馬を手にする(撮影・山崎哲司)
明治神宮に参拝したヤクルト小川監督は「優勝」と書いた絵馬を手にする(撮影・山崎哲司)

 食の充実の重要性は野球にも共通するかと聞かれた小川監督は「そだねー」と空気を読んで笑った。

 試合中の「補食」をバージョンアップする計画が進行中だ。昨季はベンチ裏におにぎり、バナナ、ゼリー飲料などを常備。今季はイチゴといった果物などを加え、品数を増やす方針だ。

 正捕手でもある“司令塔”中村が「試合中も頭も使うしおなかは減る。充実してもらえればありがたい」と言えば、山田哲も「チョコとかリラックスになると思う」。青木宣親外野手(36=メッツ)はメジャーでは軽食の種類が多かったことを踏まえ「小まめに栄養を補給するのは大切。ああいうのがあればありがたい」と話した。神宮版“もぐもぐタイム”が、快進撃をアシストする。【浜本卓也】

(2018年3月2日付日刊スポーツ紙面掲載)