グッバイ牛丼、ハロー野菜！　「打てる正捕手」を目指す西武森が、動ける体作りへダイエットに乗り出す。１９日、メットライフドームで契約を更改し、５００万円減の４０００万円（推定）で合意。初のダウン更改で、勝負の５年目を前に「体を絞りたい」とふっくらした体形を気にした。

　３月のＷＢＣ強化試合で左肘を骨折。８月まで長期離脱を強いられ、例年より運動量が激減した。さらに今オフはオーストラリアのウインターリーグに志願参加も、右膝を痛めて帰国した。幸い軽傷だったが、鈴木球団本部長は「膝に圧がかかりすぎた感じ。太ってるんですよ、要は。牛丼の食べ過ぎだな」とチクリ。

　１年前、１人暮らしを始めた森は某牛丼チェーンに通い体重アップを図った。だが今回は「もう食べない。野菜ばっかですよ。スーパーで買って、とりあえず（口に）放り込もう」。８６キロから３キロ減を己に課した。

　鈴木本部長からも「３番ＤＨは認めない。来年は３番捕手で」と注文された。ウインターリーグでは外国人とのコミュニケーション能力を磨き「ウルフとかメヒアに英語で絡んでいけたら」と語学力アップも掲げる。シェイプアップしてイングリッシュを操り、狙うは打率３割超えのレギュラー捕手だ。【鎌田良美】

（２０１７年１２月２０日付日刊スポーツ紙面掲載）