<みやざきフェニックス・リーグ:ソフトバンク7-9日本ハム>◇11日◇ひむか

 おにぎり君が「おにぎり封印」でキレキレボディーを目指す。

 日本ハム横尾俊建内野手(24)が11日、宮崎でのフェニックスリーグのソフトバンク戦に「4番三塁」で先発し、ソロ弾を含む3安打2打点と大暴れした。2年目の今季ブレークした右の大砲は今オフ、1人暮らしをスタートさせる予定。さらなる飛躍を目指す来季に向けて、通って5年目になる都内のジム近郊に家を探し、最高の体づくりに励む。

フェニックスリーグ ソフトバンク対日本ハム 練習後、おにぎりを手に取る日本ハム横尾(撮影・保坂果那)

 横尾はすでに来季へのプランを固めていた。大卒の選手は2年目の12月1日から退寮が可能なことから、1人暮らしをスタートさせることを決めた。「ジムに通いやすいところで。ホームランをたくさん打てるようになるために」。知り合いの不動産関係者に家探しを手伝ってもらい、「なるべく早めに」決めるつもりだ。

 慶大2年時から通う都内のジムで体を仕上げるためだ。寮なら食事面や金銭面の不自由はないが「僕はそこはケチらない。充実したオフにしたい」と、覚悟をにじませる。1軍定着を考え、札幌市内での暮らしを考える選手も多い。だが、あくまでオフのトレーニングを最優先する選択のため、条件はジムへの通いやすさとなる。

 2年目につかんだ手応えを、確かなものとしたい。今季は50試合に出場し、プロ初本塁打から7本積み上げた。9日の楽天との今季最終戦(Koboパーク宮城)に先発フル出場した翌10日に宮崎入り。この日からフェニックスリーグに参戦した。ソフトバンク戦はさっそく主軸で先発し、8回先頭で左翼へのアーチを放つなど、猛打賞の活躍でチームの勝利に貢献した。

 「1軍でやってきたことが無駄じゃないと出せている。1打席1打席を大切に、来年に生きる打席にしたい」。手応え十分の愛称「おにぎり君」の口からは、まさかの「おにぎり封印宣言」も飛び出した。

 この日の試合後は、おにぎりを手に取り、おいしそうにほおばった。だが自炊には後ろ向きで「おにぎりは作りません」。さらに「コンビニのおにぎりも食べない。外食が多くなると思うけど、タンパク質をたくさん取る」と栄養面の自己管理も始める。

 ジム通いのオフを経て迎える、勝負の3年目。“ゆるふわ”な「おにぎり君」の愛称が似合わない、パワーアップしたボディーから、パワフルな打撃が繰り出されるはずだ。【保坂果那】

<日本ハム横尾のプロ成績>
 ◆1年目は振るわず 昨季は出場10試合(先発3試合=三塁手)で17打数2安打3三振、打点0で打率1割1分8厘。
 ◆2年目のブレーク 今季は出場50試合(先発33試合=左翼手8試合、一塁手5試合、二塁手13試合、三塁手4試合、DH3試合)で、134打数32安打7本塁打20打点、打率2割3分9厘の成績。
 ◆オリックス戦に強い 出場12試合で39打数12安打3本塁打7打点、打率3割8厘。出塁率は3割5分7厘、長打率に至っては6割1分5厘と抜群に相性が良い。
 ◆フルスイング プロ入り後に放った34安打の打球の方向は、中堅から左翼線にかけてが24本と71%を締める。本塁打も左翼に5本、右翼に2本。

(2017年10月12日付日刊スポーツ紙面掲載)