08年北京、12年ロンドン五輪競泳女子代表の伊藤華英さん(32)が、イオンリテールと日刊スポーツがコラボして共同開発したジュニアアスリート向けの弁当「アスリートめし」の第2弾「スタミナビビンバ丼」(398円=税別)を試食した。大好きな豚肉を口にして「濃い味付けで箸が進む。夏場にピッタリのお弁当ですね」と舌鼓を打った。

スタミナビビンバ丼を試食する伊藤華英さん
スタミナビビンバ丼を試食する伊藤華英さん

 現役時代は練習で1日平均7キロ泳ぎ、体重は3キロ減った。ご飯、肉、野菜、スープを中心とした6回の食事で減った分を補った。「水泳はエネルギー消費が大きいため、食事は栄養摂取という考えで仕事みたいでした」。筋力強化のため練習後30分以内には補食でおにぎりなどを食べていたという。

 海外遠征では食欲不振に陥ることがあり苦労した。現地の主食はパンが多いため、米を必ず持参して、酢飯やお茶漬けにして食べた。毎日、ご飯を食べることで翌日の体調の変化も体感した。

「夏場にピッタリのお弁当」とスタミナビビンバ丼をおすすめする伊藤華英さん
「夏場にピッタリのお弁当」とスタミナビビンバ丼をおすすめする伊藤華英さん

 20代になると食事量が減り「食べる順番」と「水を飲む」ことを意識した。主にスープ、野菜、肉、ご飯の順番で食べ、1日1・5リットルの水を飲んだ。「食事によってコンディションは大きく変わる。食事は練習と同じぐらい重要でバランスの良い食生活が記録にも影響します」と話した。

伊藤華英(いとう・はなえ)

 1985年(昭60)1月18日、さいたま市生まれ。東京成徳大高-日大-セントラルスポーツ。08年北京五輪背泳ぎ100メートル8位。12年ロンドン五輪後の同10月に現役引退。早大学術院-順大大学院を経て、今年6月には20年東京五輪・パラリンピック組織委員会のPRプランニング担当係長に就任。173センチ。