優勝をいただきます。山形・天童市内の小中学校などで22日、楽天応援給食が実施された。蔵増小では石田隆司ジュニアコーチ(27)が生徒と食事。ずらりと並ぶメニューに「こんなに用意していただき、ありがたい」と目を輝かせた。

楽天応援給食を食べる石田ジュニアコーチ
楽天応援給食を食べる石田ジュニアコーチ

 勝利を願う献立をそろえた。ご飯は「古代米ごはん」。西沼田遺跡公園で収穫された赤いお米で、3合ほどの白米に大さじ1杯入れると赤飯のように全体が色づく。天童市の東海林明夫学校給食センター所長(57)は「楽天カラーです」と説明。ポリフェノールと鉄分が豊富で体にもいい。また同市で行われていた「平成鍋合戦」で人気を集めた「まんてん鍋」を「まんてんホームラン鍋」に改良。ごろりと入った里芋を白球に見立て本塁打増量を、星形のコロッケを勝ち星。

 栄養も満点だ。「まるまる楽天サラダ」はビタミンやカロテン豊富な天童産の小松菜、タンパク源の大豆などを入れた。育ち盛りの子どもに必要な栄養素を網羅。石田ジュニアコーチは「小さいうちから栄養を取ることが将来につながる。一緒のユニホームを着られれば」と給食をしっかり食べればプロ野球選手への近道となるとし、食育の重要性を話した。

(2017年2月23日付日刊スポーツ東北版紙面掲載)