大相撲の冬巡業が4日、大分市で始まった。

「さんま蒲焼き」の缶詰を手にする石浦(撮影・木村有三)
「さんま蒲焼き」の缶詰を手にする石浦(撮影・木村有三)

 新入幕の九州場所で10勝し、敢闘賞を獲得した東前頭15枚目の石浦(26=宮城野)は、関取最軽量114キロの体重を減らさないよう、さんまのかば焼き缶詰を持参。「昔から好きなんです。巡業の弁当は揚げ物が多いんで、魚を食べて体重を保ちたい」と話した。

 地元鳥取の飲食店では、牛肉を使った「石浦丼」が登場するなど、人気は急上昇中。来年の飛躍へ向けて「ケガをしないように、最低限の稽古をやっていきたい」と巡業のテーマを掲げた。

(2016年12月5日付日刊スポーツ紙面掲載)